脳と人 ~人らしくあるために~
人が人らしくあるために、最も深く関係しているのは脳の前頭葉と呼ばれる部分です。脳の前部にある部分で、思考、理性等をつかさどり、人として生活するために大切な役割を果たします。
ここが傷つくと、感情や意思の鈍化、人格の変化等が起こります。また、計画を立てて実行することが困難となり、夕飯のメニューを考えて、それをもとに買い物をするといったことが難しくなります。
また、人は短期記憶に優れ、たとえばFAXを送ろうとFAX番号を覚えて入力するといったことが可能です。入力した後でもう一度と思ってもすでに忘れていることがほとんどで、これは脳が覚えておく必要はないと判断して記憶から除去しているということです。
必要な情報は長期記憶に移され、長期的に記憶されます。
この高度な記憶能力のおかげで、言語が発達したのが、今のような高度な発展ができた一番の要因なのだそうです。
猿は人とほとんど同じような脳をしていますが、短期記憶は苦手であるようです。
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