脳の昼寝 ~うっかりミスはボケではなく脳の昼寝!?~
「部屋に物を取りに来たのに何を取りに来たのか忘れた」といったうっかりミスは単なる注意不足ではなく、脳が自動的に昼寝していたのが原因だとアメリカ合衆国ウィスコンシン大学マディソン校の研究チームが発表しました。
脳の昼寝とは
自分の意思に関係なく自動的に脳が寝てしまうことで、この脳の昼寝によって、「コップにウーロン茶を入れようとして牛乳を注いだ」とか、「鍵を絶対置かないようなところに置いた」とか、うっかりミスをしたことがあると思います。
これらのミスは単なる注意不足やボケの始まりではなく、「脳の昼寝」が関係したのです。車の運転中に寝てしまうのも脳の昼寝が関係しているというのですから深刻な問題です。
ボケとは違ううっかりミス。原因は?
このうっかりミスが続くと「自分はなんてダメなんだ」「ボケてきているのだろうか…」と自信をなくしてしまいそうですが、脳の昼寝の仕業なのですから、悲観的になる必要はないのです。
脳の昼寝はボケや認知症の始まりではなく、元気な若者にも普通に起きている現象です。
では、この原因は何でしょうか。マウスを使った実験によると、脳が寝てしまう原因は「疲労」です。長時間起きていれば起きているほどうっかりミスは増える傾向にあるようです。
本人は疲れていないつもりでも心身は疲れているかもしれません。脳の昼寝を防ぐには、しっかりと休息を取ることが必要のようです。
脳の昼寝を完全に回避することはできませんが、ゆっくりと休みをとることで脳の昼寝を減らすことはできるわけです。うっかりミスの原因を減らすためにも、疲れをためないようにすると良いですね。
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