友達の数と認知症の関係
友達の数と認知症…一見関係がなさそうですが、実は密接な関係があります。
どちらのほうが認知症になりやすいかは、おそらくご想像の通り友達の数が少ないほど認知症の危険度は上がると言われています。
その理由は何でしょうか。
友達はアクションを起こす動機となってくれる
例えば1人でテレビばかり見ていると、外部からの刺激がなく、脳は怠け放題になってしまいかねません。
そんな時友達がいると、何かを話したり、メールをしたりと「考える」「自分から動く」というきっかけになるでしょう。
脳は放っておくと受動的になり、自分から何かをすることを面倒と思ってしまいます。友達の存在が心を湧きたて、何らかのアクションを起こすきっかけとなるのなら。それだけで脳には良い刺激となるのです。
また、その友達にとって頼れる存在でありたいとか、自分1人でなく他人とのかかわりの中での自分を考えることができます。
人は自分の存在意義を持たないとなかなか積極的に生きてゆけませんから、友達はそんな意味でもあなたに良い影響を与えてくれるでしょう。
ストレス解消や、楽しさの共有
友達は、例えば悩みを聞いてもらったり、逆に聞いてあげたり、自分の嬉しいことに一緒に喜んでくれたり、ちょっとした自慢につきあってくれたりするでしょう。
認知症の原因の一つである日常のストレスを和らげ、楽しい気分を盛り立ててくれる(脳をいい気分にしてくれる)存在はぜひ持っておきたいですね。
友達と一緒に、さらなるアクションを起こす
例えば旅行に出かけたり、旅行とまでいかなくともショッピングモールで一緒に買い物を楽しんだりと、「出かける」きっかけを作ってくれたりします。あるいは自分から作るのも良いでしょう。
外に出る、というのは脳に非常に良いことで、外に出るだけでも脳は多くの刺激を得ています。
その中で、人に会ったり、買い物をしたり、旅行で新しい発見をしたり、そのすべてが脳に良い刺激を与えるのです。
脳は慣れてしまった環境には刺激を受けず怠けてしまいますが、新しい経験には敏感に反応し、良い刺激としてどんどん吸収してくれます。
定期的に旅行やショッピングやカラオケ等、一緒に行ける友達は、認知症予防の面でもかけがえのない存在なのです。
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