老化とともに衰える立つ力と認知症
立つ力(立ち上がる力)は、老化とともに最も衰える部分の一つです。そして、立つ力の衰えは認知症にもつながっていきます。
身体の老化とともに顕著に表れる立つ力の衰え
高齢になると、椅子から立ち上がるとき、足の力だけでは立ち上がりにくくなっていきます。そうなると、手すりやテーブルなどを使って立ち上がろうとします。
脚力の衰えで、それを手の力で補助しているのです。
足の力は、老化とともに顕著に表れます。それとともに外出を控えるなど、歩くことを避けるようになると加速度的に老化が進んでしまいます。足の力の老化は、大腿骨骨折による寝たきりなど、大きな危険をはらんでいます。また、認知症の危険信号でもあります。
身体の老化とともに顕著に表れる立つ力の衰え
脚力が衰え、運動量が落ちてくると、それが脳への刺激の低下につながり、認知症にもなりやすくなってしまいます。
認知症予防には、脳トレーニング、運動、栄養バランスの良い食事が必要ですから、脚力は認知症予防にも重要なものなのです。
立ち上がるとき、足以外の力を借りているならば要注意です。足の力だけで立ち上がるよう意識するだけでもトレーニングになり、また脚力に敏感になるでしょう。ただ、立ち上がるときはゆっくり立ち上がるようにしたほうが良いそうです。
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