治る認知症の種類。キーワードは水
このページは、ＮＨＫの人気番組、「ためしてガッテン」の2012年2月放送分より情報を得た記事です。
認知症の中には治る認知症もあります。血管系の病気から来る認知症が治るタイプとして知られていますが、それ以外にもこんな認知症があったのです。キーワードは”水”。もし、少しでも心当たりがあるならぜひ病院で聞いてみてください。
※それぞれの解説はも「ためしてガッテン」を参考に、当サイト管理者が考え、書いたものです。放送そのものをまとめたものではありません。
水が出すぎて脳を圧迫？
私たちの脳と脊髄（せきずい）の周りには脳脊髄液という液体があり、その液体の中で浮くようになっており、それによって衝撃を和らげています。
しかし、何らかの原因で脳脊髄液が増えすぎてしまい、増えすぎた脳脊髄液が脳を圧迫して認知症のような症状を引き起こすことがあるのです。
この症状の病名は特発性正常圧水頭症（とくはつせいせいじょうあつすいとうしょう）。これによって認知症に似た症状を引き起こしてしまうのです。主な症状は認知障害、のほか歩行障害、尿失禁があります。
特発性正常圧水頭症の原因は加齢
治療は手術で行います。手術とはいっても、５時間もかかるような大手術ではなく、１時間ほどの手術だそうです。
手術する場所は脳ではなく背中。脳脊髄液をぬく手術です。
手術後から劇的に症状の改善が見られます。
認知機能も改善する可能性が多いにあり、価値ある手術であると思います。
特発性正常圧水頭症に気がつく方法
特発性正常圧水頭症の特徴の中で最もわかりやすのは「歩行障害」です。
特発性正常圧水頭症の方の歩行は、ガニマタで、小刻みになるのが特徴です。狭い所になると進みにくくなるため、さらに小刻みになります。
もし、お心あたりがありましたら是非病院で検査を。
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