健康と抗加齢(アンチエイジング)

新型コロナウィルスは脳細胞に侵入する

嗅覚や味覚に異常をきたし、せん妄を発症…これはコロナウィルスが脳に入り込んでいることを示しています。

主に肺を標的とするが、脳を攻撃することもわかってきた

新形コロナウィルスは、脳に入り込んでしまうと、細胞を乗っ取り自己複製して周りの正常な脳細胞を壊していいきます。脳に入り込むと、死に至る可能性がある(イエール大学の免疫学者、岩崎明子教授)と言います。

コロナウィルス感染による脳へのダメージが深刻な後遺症を残す

新型コロナウィルスの後遺症として、味覚や嗅覚の異常、倦怠感、息苦しさなどが指摘されています。
病状の回復後も長くに渡ってこれらの後遺症が残り、さらに精神疾患、神経疾患を訴える患者も多く見られます。
オックスフォード大学の研究チームは、アメリカを中心に23万6379人の新型コロナ患者の診療データを分析。その結果として、「コロナウィルス感染症からの回復後は、インフルエンザやほかの呼吸器疾患よりも精神疾患や神経疾患が多くみられることが判明した」と発表しました。

具体的な疾患としては、不安障害、気分障害(うつ)、不眠、頭痛、めまい、動悸、疲れやすいなどです。
世界の研究では、不安障害や気分障害、せん妄、睡眠障害、感情の喪失、倦怠感、記憶障害などが挙げられていると言います。

想像するだけでも辛い症状ばかりです。

脳内の神経細胞が互いに繋がり、電気信号を送ることで脳は活動しています。
しかし、繋がりの部分(神経回路)が壊れるなどして、これらの障害が発生すると考えられています。

これからも様々な研究が発表されていくでしょう。
このサイトでは、「脳」を中心に注目していきたいと思います。
早くコロナウィルスの治療薬が登場することを期待せずにはいられません…。