認知症と介護

認知症とは

認知症とは脳の機能が低下している状態が続くこと

認知症とは、脳細胞が死んだり、働きが悪くなったりしたために、様々な障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6ヶ月以上継続)をいいます。

最も患者数が多いのがアルツハイマー型認知症で、認知症全体の67.6%を占めます(厚生労働省の発表による資料「認知症施策の総合的な推進について」より)。次いで脳血管性認知症が19.5%と多くなっています。このほかにはレビー小体型認知症や前頭側頭葉型認知症などがあります。

アルツハイマー型認知症の危険因子は加齢で、65歳以上の高齢者の15%がこの病気にかかります。最近では予防法も確立されてきており、生活習慣病とする専門家もいます。脳血管性認知症の主な原因は脳卒中などの脳の血管に関わる病気です。

2025年には高齢者の5人に1人が認知症に

2013年度の厚生労働省の発表では、全国の認知症患者数は462万人と推定され、その後、2015年に517万人、2020年に602万人となり、2025年には675万人になると推計されています。2025年の675万人は、高齢者全体の19%にあたり、実に5人に1人が認知症に罹患するという計算になります。
(「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」(平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 九州大学 二宮教授)による速報値)

認知症は原因不明のものもありますが、脳を鍛えることで予防できる症状です。
このサイトでは、様々な予防法や情報を掲載して参ります。

認知症の基礎知識とセルフチェック

認知症の種類
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