認知症の患者が伝えたいこと~本人会議~
「認知症でもだいじょうぶ」町づくりキャンペーン」で本人会議アピールという認知症の人たちの声がまとめられました。
少し前の資料になりますが、認知症を患っている方たちが、どんなふうに感じているのか、何を伝えたいのか、それを知ることが出来るものです。
この記事は、資料を参考にしながら書いたものです。まとめとは異なります。
この資料は社会福祉法人浴風会
認知症介護研究・研修東京センターのホームページに掲載されていました。→サイトへ
本人同士が交流できる場を
認知症を患っている人たちは、同じように認知症で苦しむ仲間との出会い、会話を求めています。
色々な体験を共有し、情報交換をして、助け合いながら生活したい。
自分たちで励ましあいをして、お互いの役に立ちたい。
情報を共有することはそれだけで安心感につながり、また役に立ているという喜びも感じることが出来るはずです。
周囲への理解
認知症のために起こっていることへの理解をしてほしい。
的確な診断と、効果的な薬の処方、そして、認知症に有効な新しい薬を早く作ってほしいと彼らは強く願っています。
認知症は今後ますます増え続けることがわかっている病です。それならば、認知症対策にもっともっとお金をかけてもいいはず、と思います。
認知症の方の伝えたいこと
彼らは、自分を持ちながら、自分を失わずに生きていきたいと願っています。そして、彼らにも「楽しいこと」があり、ほんの少しの支えがあればすんなりできることも多々あります。
できなくても、「これはダメだ。できない」と周囲が決めつけてしまうのは本人にとって悲しく、怖いことです。
どこに、どんな支えが必要なのか、それを理解して、向き合うことが非常に重要です。
社会へのつながり、役割を
認知症になったらもう「介護しなけばならない」だけの、社会活動ができない人と思ってはいけません。認知症を患っても、多々できることがあり、それによって働くこともできます。できるだけ長く働き、収入を自分の力で得ていくことを彼らは求めています。
そして、最愛の家族に少しでも楽になってほしい、と彼らは感じています。
家族にも、自分にできることで役立ちたい、そして感謝していることを伝えたい、これが本人会議に参加した患者たちの声です。
一覧 ~本人会議。認知症の人が伝えたい17のこと~
1.仲間と出会って話をしたい。助け合って進みたい。
2.色々な体験を情報交換したい。
3.仲間の役に立ちたい。励ましあいたい。
4.認知症のために起こっていること、どんな気持ちで暮らしているのかをわかってほしい。
5.認知症であることを早く診断して、支えてほしい。
6.いい薬の開発にお金をかけてほしい。
7.私は私として生きていきたい。
8.私には私なりの楽しみがあります。
9.どんな支えが必要なのかをまずは私に聞いてほしい。
10.少しの支えでできることがたくさんあります。
11.出来ないことで、ダメだって決めつけないでほしい。
12.認知症の人でも当たり前に暮らせるサービスを。
13.働き続ける機会がほしい。収入を得たい。
14.大切な家族を楽にしてほしい。
15.私なりに家族を支えたいことをわかってほしい。
16.家族への感謝を伝えたい。
17.仲間たちへ。あまり深刻にならずに割り切って、ユーモアを持ちましょう。
認知症予防知識情報一覧
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▼以下、一部抜粋
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