認知症患者数は近い将来には世界で一億人
世界保健機関(WHO)の発表によると、現在(2013年)、世界の認知症を患っている人は3500万人以上います。毎年770万人が新たに認知症を発症し、認知症患者数は増え続けています。
このペースでいくと、2030年には2倍の7000万人以上になり、2050年には1億人を突破し、1億1540万人にまで増加するといいます。実際に詳しく調べるともっと多いのかもしれません。
世界の認知症対策
認知症というのは誰もが患う可能性のあるとても身近でいて大きな病気です。しかし、先進国でもその対策や早期の診断が十分ではありません。
認知症は早期に発見されれば適切な対処で、長い間良い状態を維持できる病です。ただ、早期の状態の場合、病院での診察の時だけなぜかうまく質問にこたえることが出来る患者もいる等、様々な患者がいるためか、診断が難しく、なかなか適切な診断が出せていないのが現状のようです。
世界で1億人を超す勢いで増え続ける認知症患者数。介護者も含めると倍以上の人が認知症に関わることになります。
介護をする者(主に家族)は、仕事を辞めなくてはならない場合も多く、経済的にも、精神的にも、肉体的にも重くのしかかってしまいます。
国際アルツハイマー病協会のMarc Wortmann氏は、もっと社会的にこの病の認知度を高め、理解を促してこの病の不名誉なイメージを縮小していくことが重要と話しています。
世界各国でもその対策が急がれています。
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