怒りは寿命を縮める！？発散して長寿に
怒りの感情は脳だけで収まらず、体にも悪影響を与えます。その影響と、発散についてをご紹介します。
怒りの感情が体に与える影響
よく、怒りの感情を表す言葉として、「頭に血がのぼる」といいますね。これは、怒りの感情で脳の働きが活発になり、脳に血が集まることからできた言葉といえます。怒りの感情って、それだけで頭がいっぱいになるほどのパワーを持っていますから、脳の活動もものすごく活発にならなければいけないわけですね。
その結果、血の巡りを早くする必要が出ます。イライラする分だけ脳に血を送るために血管は収縮して細くなり、血を素早く送ろうとします。これはつまり、高血圧の状態です。怒りがたまってしまって常にイライラしていると、この状態が日常的に続くことになります。
また、脳に活動のパワーをとられるため、他の臓器が活動不十分になります。感じやすいのは胃の活動が不十分になるため、胃がムカムカしたり、消化不良を起こしたりします。また、頭痛や肩こりなどの症状も引き起こします。蓄積された長い怒りで脳が覚醒して不眠になることもあるでしょう。
怒りの感情は脳だけでなく体も疲れさせてしまうのです。これでは寿命は縮むばかりですね。
怒りの発散も大事
日本人は我慢がとても上手です。それが良いともされてきましたから、皆、自然に我慢を続けてしまいます。しかし、最近、それは体に良くないと（上記のような理由で）わかってきてから、発散することも大切といわれるようになってきました。
運動やショッピング等、自分に合った怒りの発散方法を見つけたり、怒りのもとになっている事や人から距離を置いてみたり、怒りから離れることができると良いですね。
いっそのこと、怒りは寿命が縮むから、という理由でそんなバカバカしい怒りというものを忘れるという方法もアリなのかもしれません。
常に笑顔を心がけて長寿を手に入れたいものですね。
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