レビー小体型認知症の予防に社交ダンス
たけしのみんなの家庭の医学(2016/08/16放送)で、レビー小体型認知症で寝たきりになった女性が、2年後にハワイへの旅行に行ったという信じられない例を紹介していました。
レビー小体型認知症は脳血管性認知症と並び、アルツハイマー型認知症に次いで多い認知症で、原因不明なうえに、治療薬もありません。
70歳でレビー小体型認知症と診断
番組で紹介されていた女性は、レビー小体型認知症と70歳の時に診断され、だんだんと症状が進行していき、78歳になるころには寝たきりになってしまいます。ほとんどを寝て過ごし、トイレや食事も自分ではできなくなってしまいました。
それでも、息子はあきらめず女性を車いすに乗せて外に連れ出すことを続けました。ある日、車での病院の帰り道に、助手席に乗る女性が手をトントンとたたいてリズムを取っている事に気が付きます。何をしても無はんの運母が指でリズムを・・?流れている曲は有名なタンゴのリズム。そういえば母は学生時代にボーイフレンドと社交ダンスをしたものよ、とよく自慢していた・・・。
息子は社交ダンスに望みを託し、社交ダンス教室に通い始めます。
そして、1年後には実際に踊れるまでに回復するのです。
社交ダンスが効果を発揮する理由は、運動+頭を使うからです。それプラス本人にとって思い出深いものであったというのが今回の劇的回復の理由であったと専門家の方は説明していました。
番組では、認知症になるリスクを下げてくれる余暇活動ベスト3を発表していました。
1位は社交ダンスで、76%減
2位はボードゲームで、74%減
3位は楽器の演奏で、69%減
どれも約70%減というは驚くべき数字ではないかと思います。
アルツハイマー型認知症の予防として、運動や脳トレはよく言われますが、レビー小体型認知症の予防に関しても効果があるということになりそうです。
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