認知症と介護

「もしかしたら認知症かも…」と本人や家族が疑った症状とは

認知症と診断された本人や、その家族が、最初に認知症を疑ったとき、どんな症状が気になったのかをまとめました。
※複数のサイトやSNS等にあった体験談を元にしています。

もし、あてはまる症状が多いなら、一度『物忘れ外来』の受診をお勧めします。認知症は早期発見がとても有効です。

本人や家族が「認知症では?」と疑った症状

もの忘れに関すること

・易しい漢字が書けない
・忘れ物、なくしものが増えた
・置き忘れをする
・お金(生活費など)を渡したのに、貰っていないと言う
・ご飯を食べた覚えがないと言う
・台所で火をつけたことを忘れてしまう
・どこかに車を止めていたこと自体を忘れてしまう
・人から物忘れを指摘された
・ものの名前が出てこない
・仕事場で1時間前と言っていることが違うと指摘される
・同じことを何度も聞いてくる
・同じことを何度も言う
・同じものを何度も買う
・家の鍵をなくしてしまう

脳の機能や能力に関すること

・今までできていたことが出来ない
・ものがそこにあるのに、そこにある感じがしない
・方向感覚がおかしい
・お金の管理に不安が出て来る、以前のようにはできなくなる
・車の運転が危なっかしい
・運転を間違える/逆走してしまう
・段取り、要領が悪くなる
・家計簿の計算がうまくいかず、ずっと格闘する
・仕事がうまくいかない
・説明が理解できなくなる
・新しい電化製品の操作が覚えられない
・駅の出口を間違える
・目的地の場所がわからない
・メールが送信できない
・電話が掛けられない

生活リズムや生理的な変化に関すること

・不眠に悩まされる
・睡眠時間が長くなる
・あくびが増える
・食べる量がおかしい(少なかったり多かったり)
・季節を間違えた服装で出かける
・歩き方がおかしいと指摘される
・うつと判断され、抗うつ剤を飲んだが効果がなかった

性格や行動の変化に関すること

・定時前に帰宅してしまう
・話しかけても反応がない
・食べたいものをわがままに言う
・用もないのに何度も電話かかかってくる
・頭の中に違う自分がいると感じる
・自分が自分でないような感覚になる
・何となく様子がおかしい
・今まで付けていた家計簿を付けなくなる
・趣味への興味が薄れる
・指摘をすると不機嫌になる

当てはまる項目が多いなら早めに受診を

ここに上げた症状は、認知症を疑った実際の声を元にピックアップしたものです。

認知症は早期発見により症状を遅らせたり、場合によっては改善させることが出来ます。
一部、治る認知症も存在します。
もし、自分や家族が「認知症なのでは?」と感じたなら、早めの受診をお勧めします。