認知症予防と若脳

『リコード法』を取り入れて、40代からできる認知症予防

アルツハイマー型認知症の予防と改善のためのプログラム『リコード法』。この中には、私たちが日ごろ取り入れられる要素がたくさんあります。
脳の衰えを感じはじめる40代から、『リコード法』の考え方を取り入れてみるための方法をまとめました。

リコード法について

認知症の予防のための『リコード法』

リコード法は、認知症予防と改善のためのものです。リコード法では、アルツハイマー型認知症を6つのタイプに分け、アルツハイマー型認知症の原因物質とされるアミロイドβがどんな原因で溜まってしまうのかを分類しました。

認知症の予防の点から見ると、この6つをリスクと考えることができます。そして、なるべくすべてのリスクを避けられるように行動することで、認知症の予防に役立てることができます。

6つのタイプを避ける行動を考える

アルツハイマー型認知症の6つのタイプとは、『炎症性』、『萎縮性』、『毒物性』、『糖毒性』、『血管性』、『外傷性』で、 リコード法について にまとめてあります。
ここでは、これらのタイプを避けるための行動について考えます。

アルツハイマー型認知症を遠ざける行動

脳の炎症を防ぐために、食事を改善する

抗酸化物質と食物繊維を多く含む食品は身体の炎症を抑える効果があります。
例えば、緑黄色野菜のビタミンCや海藻、きのこ類の食物繊維等を意識して食べることで、脳の炎症によるアルツハイマー病のリスクを下げることができます。
また、栄養不足による脳細胞の減少も抑えることが出来そうです。

脳への血流を改善

脳が活動をしていくためには、十分な血流量が必要です。動脈硬化によって脳への血流量が減少すると、認知機能に影響がでます。この、動脈硬化を進めてしまうのが、『糖毒性』のアルツハイマー型認知症の原因となる糖尿病です。そのほかに加齢や高血圧が動脈硬化の危険因子です。糖尿病や高血圧を防ぐために、食べ物を調整したり、リラックスを意識し、睡眠を十分にとることを意識できるとリスクを下げることができるでしょう。

脳の血流量を一時的に増やす方法には、ウォーキングなどの簡単な運動や、脳トレーニングなどがあります。日常的に行うことで、脳へのダメージを防ぐ効果が期待できます。

毒性のある物質を体に取り込まない

カビや水銀など、脳細胞に対する強力な毒となる物質を避けることが、主に『毒物性』のリスク回避になります。認知症予防を考える以前に、毒物は避けていきたいですよね。

怪我に気を付ける

外傷は、認知症のリスクと言われる前に避けるのは当然なのですが、『外傷性』アルツハイマー病の危険性を下げる方法はこれ以外にはないでしょう。危険性の高いスポーツを続けている場合などは、特に注意が必要な項目です。

リコード法で認知症予防に良いとされること

上記の6つのタイプのアルツハイマー病を避けるための行動と、さらに認知症予防のために良いとされることを組み合わせることで、さらなる予防効果が期待できるでしょう。重複する項目もあります。

認知症予防のために行いたい事

・夕食は早めに取り、朝食までの間隔を12時間あける
・毎日の運動(歩くでも)
・食べるべき食品と避けるべき食品を意識する
 ⇒( リコード法について のページにまとめてあります)
・脳トレーニングをする
・毎日8時間の睡眠をとる
・ストレスを避け、なるべくストレス緩和を心がける

体にいいものを食べて、しっかりと寝て、体と脳を使って、リラックスしましょう、ということのようですね。