認知症予防と若脳

「悪口」は自分の脳にダメージを与える言葉

誰かに向かって言う悪口、その場にいない人やテレビの中の人に対する悪口、独り言で言う悪口…いろいろな悪口がありますが、その「悪口」は自分の脳にダメージを与えてしまいます。

口から放たれた悪口はブーメラン!脳に返ってくる

独り言のように悪口を言うと、ちょっぴりスッキリする気がするかもしれません。友人に話す愚痴のような悪口はストレスの発散かもしれません。しかし、それは脳にとって苦痛です。

脳は、あなたが放った言葉が「誰に向けての言葉なのか」を理解できないといいます。

カワセミのバカッ

えー

自分の脳「バカ?あれ?バカって言われた??…ストレスだなぁ…」

悪口を言うと、自分の脳は、その言葉を自分に向けられていると勘違いして勝手にストレスを感じ、ダメージを受けてしまうのです。悪口を言って、余計にイライラするのはこのせいかもしれませんね。

人の悪口を言うとき、気分はそんなにいいものではないでしょう。一瞬スッキリ巣かもしれませんが、結局はなんだか嫌な気持ちになってしまいがちです。
人の悪口を聞いている時に、自分に言っているわけではないのに、まるで自分が攻められているような錯覚に陥った経験はありませんか。
これは、脳が、自分が悪口を言われていると錯覚し、勘違いして勝手にダメージを受けているからです。

ギクリ…

自分の声は、最も近い所から聞こえる声です。私たちの耳は、自分が発した言葉をキャッチします。とてもよく聞こえますし、自分で話している言葉ですから確実に理解できます。
それだけ、ダメージもしっかり受けとってしまいます。

自分で発した悪口は、一番近くから聞こえてくる自分へのネガティブな言葉として、脳に浴びせられます。
脳はこうしてストレスをためていってしまうのです。

どーりで日々イライラするわけだ。

気をつけよー

悪口が習慣化してしまっていると、脳がどんどん衰えてしまう

普段から悪口ばかりを言っていると、脳は常にダメージを受け続け、そのダメージが蓄積されていってしまいます。ストレスが積もり、ネガティブな言葉が脳の中に溜まって行ってしまうのです。

悪口は日々私たちの脳を攻撃しています。その日々の攻撃が、脳を疲れさせ、老化させてしまいます。

わざわざ悪口を探してしまうとか、悪口を言う場を自分から作っているなと感じることがあるのなら、それを辞めるだけでも脳には好影響です。

とは言ってもなー。
急に言われてもねー。