AGEは体を「糖化」させ、老化させる物質。老化の原因は活性酸素ばかりではないのです。
AGE(Advanced Glycation End Products)とは?
AGE(Advanced Glycation End Products)とは、タンパク質と糖が加熱(糖化反応)されて生成された強い毒性を持った物質です。
体を酸化させる活性酸素が『体のサビ』なら、AGEは『体のコゲ』です。この2つは、私たちの体を老化させる二大巨頭です。
体を老化させないためには、活性酸素とAGEを増やさないことが大切です。
このページでは、活性酸素と比べるとまだ知名度が低いAGEについて書きます。
AGEは体を糖化し老化させ、様々な病気の原因に
AGEは、体に蓄積され、白内障や動脈硬化、脳梗塞、ガン、認知症、骨粗しょう症などの原因となりま
す。全ての生活習慣病の原因の1つはAGEと言えるほどです。
体内に蓄積されたAGEは、癌を生み出し、白内障の進行を早め、骨をもろくしてしまいます。
AGEはが体に蓄積されるのはいつ?
AGEは、高血糖である時間が長いほど蓄積されやすくなります。
AGEが体に溜まるのは食後30分~1時間程度。その理由は、食事のあと、どんどん血糖値が上がっていき、30分~1時間くらいでピークがくるからです。
血糖値の高さがAGEの蓄積量を決めるのですから、血糖値のピークの山をなだらかにすることが重要です。
食事の際は、下記を気にするだけで、AGEの蓄積が抑えられます。
AGEの蓄積を少なくする食事法
・ゆっくり噛んで食べる
⇒早食いは血糖値を急上昇させてしまいます
・野菜や繊維質の多いものを先に食べる
⇒その後少し間を置くことで、血糖値の上昇が緩やかになります
・姿勢を正して食べる
⇒少しでも体に負荷をかけることでAGEを使いやすい体にします
・食後30分~1時間の際に体を動かす
⇒運動をして糖を使いましょう
・AGEの多い食品をできる範囲で避ける
⇒下記にどのようなものが多いのかを書きました
AGEが多い食品は?
AGEは、糖化物質というだけあって、白米、うどん、じゃがいも、ドーナツ、ケーキ、飴玉などにたくさん含まれています。
反対に、葉物野菜やきのこ類にはほとんど含まれていません。
お肉や魚も低AGEですが、調理の際に高温になるので、その間に増えてしまいがちです。
刺身は生のまま食べるので、AGEが低いままです。
炭水化物では、食パンやうどん、餅、ジャガイモは高いAGEですが、そば、玄米、そうめん、パスタなどはそれより低くなっています。
カロリーを気にして、人工甘味料を使っているという方は、人工甘味料は多くのAGEを作ってしまうらしいので、注意が必要です。
さらに、『体のコゲ』とも例えられるAGEは、高温になると増えていきます。
主に高温調理する揚げ物や、オーブン調理したものなどに多く含まれます。
同じ炒め物でも、長時間炒め続けたほうが、AGEは多くなります。
⇒外部サイトリンク:AGEが多い食品ランキング
「太る―っ」ていう食品と、「あっつー」っていう食品が危ない
カロリー高いやつ、高温調理のもの。でも、おなじカロリー高い奴でも、うどんに比べてパスタは低AGE。
低いAGEのものを選べば、我慢しなくても満足感を高められそう?