毎日でなく、週1~2日だけでいいという魅力的な研究結果が発表されました。
京都大学の井上浩輔教授(医学研究科)とカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の友介准教授らの研究チームが、アメリカのデータを用いて研究したものです。
1日8000歩で死亡リスク低下が通説
今まで、死亡リスクを低下させるには、1日8000歩を歩くのがよいとされていました。しかし、毎日8000歩は結構なものです。
8000歩は目安として1時間10~30分程度、距離にして4~6キロ程度です。
仕事などで自然に歩けてしまう人は苦にならなくても、「健康のために歩く」という目的で歩くとなると、なかなかハードルは高いでしょう。
死亡リスク低下のためなら週1~2回でいい
井上教授らのチームは、患者さんの「週末にまとめて歩いてもいいですか?」という質問をきっかけに研究を開始したそうです。
その結果、「週1~2日、8000歩以上」歩いた人と、「週3~7日、8000歩以上」歩いた人では死亡リスクがほぼ同じであったことがわかりました。
毎日8000歩と無理をしなくても、週1~2日でいいのであれば続けられそうですね。
8000歩を歩くためのモチベーション管理
まず、歩数計は必須でしょう。「だいたい1時間半歩けばいい」とわかっていれば、歩数計がなくても可能ですが、歩数計で歩いた数を見るのは楽しいものです。歩数計はスマホのアプリにもありますし、腕や腰などに着けるタイプのものも売られています。
さらに、何らかの目的があると歩くことが楽しくなります。
例えば、A店で牛乳を1本買ってくるとか、B店の特売日を狙って歩くとか、好きなスイーツを買いに出かけるとか…。
歩くこと自体が目的になると、さぼりたくなってしまいがちです。怠け者の当サイト管理人には不可能です。ついつい今日はいいや…今日もいいや…となってしまいます。
ポケモンGOや、ドラクエウォークなどの、歩くことが必須なスマホゲームを始めてみるのも歩くきっかけになります。
管理人はポケモンにあまり関心がなかったのですが、ポケモンGOを始めて歩くことがちょっと楽しくなりました。歩きながらプレイをしなくても、歩いた距離に応じてタマゴがパカっと割れてポケモンが出て来ます。これだけでちょっぴり楽しくなるんです。不思議なものですね。